サマー開始まで③ー教科書を購入ー
久しく更新が途絶えてしまいました。その事情は後に書かせていただきたいと思います。
さて、サマーが始まる目前にし、教科書を買いにも学校のBookstoreに行きました。
その時はまだ学生証が交付されていませんでしたので、建物の入り口で写真付きのID(パスポート)を見せ、ヴィジター・パスをもらいます。これはジョージタウンにも限らない話かと思いますが、日本以上に「大学の自治」が担保されています。
基本的に関係者以外は入ることができませんし、用事のあるものは必ずこのようなヴィジター・パスを警備の方からもらわなければなりません。
警備にあたっている方々の腰には黒く光るものがあったり、学校のパトカーを備えているのは当然、中には他学部と同じ広大な敷地を有するロースクールであれば、キャンパス・ポリスに加えて、ポリス・ステーションや拘置所、消防車、バリケードなどを備えている学校もあります。
ジョージタウン・ローはジョージタウン大のメインキャンパスから離れた場所にございますが、しっかりとスクール・ポリスはいますし、どの建物に入る際にも、警備員にIDを見せたり、あるいはIDをスキャンしないと入稿できないような構造になっていたりするので、安全性は極めて高いでしょう。
(日本での警備員さんが正門に2-3人立っているのとはレベルが違うなとは思いました)。
脱線はこれくらいにして、教科書を購入するために建物に入り、キャッシャーの人に教科書の倉庫に入れてもらいます。
日本では中古の教科書というと、先輩から譲り受けるとか、中には運よくAmazonやブックオフで見つけるということがあるでしょうが、アメリカの大学では自らのBookstoreが中古版を売っています。
基本的にアメリカのロースクール(ジョージタウン・ロー)の教科書を学校で購入する場合には、
1.レンタル
(a) 中古のレンタル
(b) 新品のレンタル
2.購入
(a) 中古版
(b) 新書
のいずれかになります。価格もアルファベットを下るにつれ値段が上がります。
サマー前半の中古版がラスト1つ残っていたので拝見してみましたが、前の学生の書き込みがあったり、コーヒーをかなりこぼしたシミが側面に残っていたりとあまりいい気のしないものでしたので、結局新書を購入することにしました。
後でクラスが始まってみると、クラスメートの中には、
図書館にある版や他人のものをスキャンしてパソコンに取り込んで使う学生や、デジタル版、電子書籍版を購入する学生、Amazon等の市井の本屋で購入する学生がおり、この現代ならではの入手方法があるなと思いました。
指定された教科書のタイトルは"Law in the United States"
この本を著しているC. Abernathy教授はジョージタウンの名物教授にして、このサマーでも教壇に立つ教授の1人です。
買った本を持ってホテルに戻り、数日前にメールで送られてきた、指定された箇所を初日のクラスのために予習として読み始めることとしました。